クリムト エゴン・シーレとウィーン黄金時代

世紀末ウィーンを代表する画家グスタフ・クリムトとエゴン・シーレの没後100年に合わせて制作されたドキュメンタリー。世紀末から20世紀初頭にかけて、ウィーンでクリムトとエゴン・シーレは人間の不安や恐れ、エロスを描いた新しい絵画の手法を通じて、それまでの絵画とは異なる革新的な芸術作品を次々と生み出していった。金箔を多用し、妖艶で死の香りを漂わせるファム・ファタルを多く手掛けたクリムト。ねじ曲がった体躯と苦悶に満ちた表情で克服できない傷みを描いたシーレ。作中ではクリムトやシーレの傑作を所蔵する数々の美術館・博物館を巡りながら、ウィーンの黄金時代の始まりと終わりを解説する。日本では今年4月から「クリムト展 ウィーンと日本 1900」などが開催され、多くの美術ファンが詰めかけている。なぜ今も、クリムトとシーレの作品がウィーンから遠く離れた日本で人々を魅了するのか。名画に隠されたウィーンのカオスを多角的に目撃できる美術史ドキュメンタリー。日本語版ナレーションを柄本佑が担当。
[Klimt & Schiele – Eros and Psyche/2018年/イタリア/90分/DCP]

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