ポルトガル、夏の終わり

フランスを代表する女優、イザベル・ユペールが主演を努め、ポルトガルの世界遺産シントラの町を舞台に描いたドラマ。女優フランキーは、夏の終わりのバケーションと称し、ポルトガルの避暑地シントラに一族と親友を呼び寄せる。自らの死期を悟った彼女は、亡きあとも皆が問題なく暮らしていけるよう、段取りを整えようとしたのだ。しかし、それぞれに問題を抱えた家族たちは、次第にフランキーの思い描いていた筋書きから大きく外れていき―。アイラ・サックス監督の前作に惚れ込んだイザベル・ユペールが自らラブコールを送り、それを受けた監督がユペールのために描き下ろした感動の人間賛歌。ブレンダン・グリーソン、マリサ・トメイ、ジェレミー・レニエら豪華俳優陣が脇を固め、彼らが演じるワケありな親族や友人が繰り広げる人間模様も見どころの一つ。群像劇かのように見えていた物語の断片が、次第にパズルのように組み合わさり、やがて登場人物全員が初めて一堂に会して迎えるエンディングは必見。第72回カンヌ国際映画祭コンペティション部門正式出品作品。
[Frankie/2019年/フランス・ポルトガル/100分/DCP]

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