夜明け【初日舞台挨拶】

是枝裕和・西川美和監督が立ち上げた製作者集団「分福」が満を持して送り出す新人監督、広瀬奈々子のデビュー作。地方の町で木工所を営む哲郎は、ある日河辺で倒れていた見知らぬ青年を助け、自宅で介抱する。自らを「シンイチ」と名乗った青年。偶然にもそれは、哲郎の亡くなった息子と同じ名前だった。シンイチは哲郎の家に住み着き、彼が経営する木工所で働き始める。家庭的な温かさに触れ、寡黙だったシンイチは徐々に心を開き始める。シンイチに息子のような感情を抱き始める哲郎。互いに何かを埋め合うように、ふたりは親子のような関係を築いていく。しかし、シンイチは本名を明かすことができないある秘密を抱えており、哲郎まもた忘れることができない過去を抱えていた。そんな中、彼らの周りで、数年前に起きた事件にまつわる噂が流れ始め――。主人公シンイチを演じるのは、作品ごとに変幻自在の演技を見せ、役者としてさらなる進化を遂げる柳楽優弥。是枝監督作『誰も知らない』でデビューし、カンヌ国際映画祭史上最年少で主演男優賞にかがやいた柳楽が、14年の時を経て、是枝監督愛弟子の作品に主演する。哲郎を演じるのは、圧倒的存在感を放つ実力派、小林薫。
[夜明け/2019年/日本/113分/DCP]

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